微信(ウェイシン)を使った決済事例とサービス品質

2018/03/02
Takeshi Ambiru
ブログ 社長ブログ

中国はスマホテクノロジーの普及では日本の随分先を行っています。今回は家族で帰省した妻の故郷である中国福建省でのスマートフォンの活用事例について書きたいと思います。

皆様もご存知かと思いますが、中国ではほぼ全員がインストールしているアプリがあります。
それは「微信(ウェイシン)」と呼ばれています。中国版LINEと言われており、日本では機能が制限されたWeChatというアプリが提供されています。
「微信(ウェイシン)」の何が凄いかというと、決済機能が入っている点、そしてその決済システムが至る所で受け入れられている点です。ショッピングセンター内のテナントやスーパーマーケットはもちろん、個人商店や屋台などでも使えますできるということです。
また通常の対面販売以外でも、決済システムが導入することができる様で、私が特に驚いたのは「自動販売機」と「KFC」での事例です。

微信(ウェイシン)を使った決済事例

まず自動販売機ですが、見た目はこの様に派手で人目を引きます。支払い方法は微信の他、アリペイや現金も使えます。

中にはオレンジが丸ごと搭載されていて、注文されるたびにオレンジが絞り出され、カップに入ったオレンジジュースとして出てきます。そして、味も美味しい。

ケンタッキーフライドチキンでは、入店後すぐに席を確保します各席のテーブルの上に中郷様QRコードが書かれておりアプリを使って注文を行います。決済まですまほー単体で済ませることができるので、後は受け渡しカウンターの上に自分の注文番号が表示されるのを待ち商品を受け取るだけです。

これらのテクノロジーは日本にもすでに存在しますが、普及が課題となっています。中国は国の作りが統率力を発揮し易くできているので、過去2年間で一気にテクノロジーが進化ました。中国では、外出するときに財布を持たなくても全く困らないそうです。

微信(ウェイシン)やアリペイが採用しているQRコード方式による決済システムには大きめのセキュリティリスクがあると言われていますが、それでもここまで普及したということは、セキュリティリスクをある程度受容してでも圧倒的に普及させた方が利用者満足度が高い、ということなのでしょう。安全な方式でも導入費用が高くなり普及を阻むのであれば本末転倒なのかもしれません。

テクノロジーがサービス品質向上に繋がっている

長年マナーが悪い、サービスが悪いと言われてきた中国がここにきて少しずつ改善していることも現地で肌で感じました。それはアプリ経由でのサービス提供に対する「レビュー機能」と利用者に対する「信用度」という形で双方向の評価が継続してなされるため、自身の利益を最大化するためにサービス品質やマナーが向上するという流れになっている様です。つまり悪いレビューを書かれたくないから、良いサービスを提供する、というものです。この方式でどこまでサービス品質が向上するのか、今後も定点観測を続けたいと思います。