SEIYUが安売り競争って何やってるんだ

2008/12/18
社長ブログ

SEIYUが 「地域でいちばん安いお店をめざします」 っていう僕から見ればトンデモ戦略に打って出ているということを知りました。
価格競争をしても結局小売店もメーカーも疲弊していって、最終的には消費者にまで迷惑を掛けかねないと思うのですが・・・。

確かに1つ1つの商品価格を小売店独自の戦略の中で上下調整させることは、スーパーにとっては毎日のとても大切な作業の一つです。
それでも全ての商品(一部酒類などを除く)を他社に対抗して値下げするなんてことをしていっても、自社も他社も全く潤わないんじゃないかなーと・・。
小売店には価格競争を行い利益をどんどん削っていくのではなく、魅力がある安心・安全な商品を適正な価格でお客様に提供するということを一番に優先して欲しいですね。

最近色々なメーカーの偽装問題が取り沙汰されていて、同じ食品メーカーという立場から見ると先日偽の生産者の写真を載せてまで消費者をだましたタケノコ屋がしたことはとても腹立たしいけれども、今回大手スーパーであるSEIYUが始めた方針は、メーカーからの仕入れ価格値下げを強要し圧力をかけることに繋がるのではないかと不安になります。大手スーパーに何とか仕入れ価格を下げるように言われるメーカーの中には、今まで使っていた材料よりも安い材料に切り替えたりする等の行為をするものも出てくるのではないでしょうか。
大手SEIYUがやることなので小売店業界への影響も小さくはないでしょうから長期的に業界全体の活性化も考えて、さらに長期的には日本国民全体が豊かな食生活を送れるように考えてくれていると願いたいです。
上記はちょっとネガティブな意見なので本当に個人的なものとして読んで頂ければ幸いです。
SEIYUどうなのよっていう位に。

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