日本のストレスフルな社会にNo

2016/05/12
社長ブログ

ハワイ滞在中に日本人はなぜあれほどストレスフルな毎日を送っているのか再考する機会があり、一つの結論にたどり着いた。それは「日本は仕事に関して自由度が極端に低い」からである。

日本のスーパーマーケットには、お客様から「店員同士がおしゃべりしていて不愉快だ」という苦情が寄せられる。会社では原則私語は厳禁とされているし、国家レベルで定時に帰ることを提言したりしている。お客様の声を聞き過ぎるあまり、社員にとって仕事場が必要以上にストレスフルになっている。こういったことが積み重なって今のストレスフル社会が生まれているのではないだろうか。アメリカでは店員はおしゃべりが多い。店員とお客様がほぼ対等な立場で話しをする。時にはレジ打ち中のおしゃべりが2分程度になるが、後ろで待っているお客さんも基本的にはあまり気に留めてはいない。
日本の社会は仕事における完璧さを求めるあまり、フレンドリーさや人間らしさをなくしてしまったのである。日本人は、特に東京に勤めている労働者世代には心の余裕が無いように思える。だから電車でも弱者に優先席を譲れないのである。往来の人と肩がぶつかれば舌打ちし、飲食店で横柄な態度をとったり、コンビニ店員に対して一言も声を発しない。

そこでどうすべきか、これは会社を経営する側の人間が自社員のストレスをどうにかするしかない。経営者であれば社内制度や文化次第で社員のストレスをある程度下げることができるはずである。その為にはまずお客様に対してNoといえる会社になろう。自社の主義や方針をしっかりと持ち、それを顧客に伝えよう。例えばスーパーであればアメリカ風のフランクなサービスを売りにしたって良いではないか。フランク=失礼ではない。基本的には社員第一主義で良いのではないか。お客様のために最良のサービスや商品を提供するが、お客様は神様ではない。無論自社員が間違ったことをした際はお客様に謝るが、社員と社会を守っていくのが会社の第一目標だと思う。

日本人はわざわざ高いお金を払って海外に行きフランクなサービスを楽しんでいるのだから、同じことが日本国内でできないはずはない。実際に上陸系の店舗ではサービスも現地風で提供している。このフランクなサービスは上陸系以外でも実現できるはずだ。

ということで当社ではまずアロハシャツを着てサービスを提供することから始めたい…既にしてた。
お後がよろしいようで。

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