法務省オンライン申請システムに挑戦
先日法務局に行ったら登記簿謄本をオンラインで取得できるというパンフレットがあったので手にとってみた。
通常1000円の取得費用が郵送料込みで700円になるという。わざわざ法務局に出向く必要もなくなり、さらに手数料がお得だなんて、これはやるしかないと思った。
職員に詳しいことを伺おうとして話しかけたらCDがあるのでそれをインストールしてくださいとのこと、役所系のシステムではこれまでe-taxの導入を間近で見たことがあったのでそれが結構ハードルの高いものであるということは想像をしていた。早速事務所に戻って渡されたCDをXPモードで立ち上げてみて進んでみたところ(なぜならWindows7の64bitには対応していないから)、「やっぱり難しそう」と思わず思った。
これは主にデザインがとてもNotフレンドリーだからだと思うが、でもこれしきでめげてはいけないし、見ようによっては上から順にインストールしていけばよいのでそう難しくもないと思えてきた。
1~8のインストール系作業を全て終えるのにそれほど時間は掛からなかった。ここまで5分程度。
ユーザーIDを登録してログインしたところ、Javaアプレットの承認用ポップアップウィンドウや、Javaアプレット起動中とかいう小さなウィンドウ、そして背景が抜け落ちたJavaアプレット画面などが起動されそのまま何も起こらないので私の頭は混乱した。
ここからは大変だった。
このままページがフリーズした状態になったので原因を探る。右上にあるオンラインヘルプはエラーで何も開かない。
テスト用のIE6を持っていたのでこちらでヘルプを見ると戻るボタン、スクロールバーなどが一切無いウィンドウが開き、そこからようやくこれかもしれないと思える質問と答えが見つかった。ここまで15分以上。
JREがもしかしてこの申請手続き開始前に元々インストールされていてそのバージョンが更新されず、適正ではなかったのかもしれない。
「絵で見て分かる事前準備」というPDFを見れば良いと書いてあった。これを見ずに進んでまた戻らなければならない状況になったら嫌だし、不安に駆られてPDF閲覧を決定。
PDFを開いてみると44ページもあり憂鬱な気分になる。もうやめようか、もうおとなしく法務局に行こうかと一瞬思ってしまう。でも確かに絵というかスクリーンショットも沢山あるのですらすら15ページくらいまで読んだ。やはりJava系はまずアンインストールしておいて良さそうだ。
でもこのマニュアルにはCDについての記載がないので一体どこからどこまで指示に従えばいいのか不安になった。まぁ、ここまで戻れば大丈夫だろうと思って再度ログインまで進んだ。
だがここに来てもう一つやり忘れていたことがあることに気がついた。申請書の作成はCDからインストールした別のソフトで行うようなのだ。
オンラインで全て出来るという訳ではないんだな。本当に申請書を作成→提出という従来のやり方をパソコンに少し置き換えた感じなんだ。。そこでこの「申請書作成支援ソフト」を起動してみたら、またうんざりするような旧式の起動画面が登場した。
きっと「新規作成」で良いんだろうなと思い進む。そして登録事項請求書の請求を選んで、デスクトップにフォルダを作り、それを保存先に指定した。「作成手順」をクリックするとIEで超ロングなページが表示されたのでまた思わずスクショをとってしまった。
読むのをあきらめて進むことにした。読んでいたら終わらない気がした。
「登記所選択」・・・何でオンラインの請求申請で登記所を選択する必要があるのか疑問なんだけど、へりくつになるのでやめておこう。
「オンライン会社・法人検索」・・・お、オンラインで検索して取り込む。ちょっとかっこいいからやってみよう。IEから入って検索条件を入れて・・・数分後・・・「エラー及び対処方法 :ただいま、請求情報の依頼が集中しています。しばらくしてから再度請求してください。」という画面が何故かFirefoxから表示される。 きっと検索結果を表示するのに新しいページを開くからデフォルトブラウザで表示されちゃうんだ。設計ミスと言わざるを得ない。つまり説明書には「IE6,7で進めてください」じゃなくてIEをデフォルトブラウザにして、更にそれを使って進めてくださいと書かないと。結局検索をしなくとも会社名、住所などを入れるだけなので遙かに早かった。このオンライン検索はきっとマッチングによる間違い防止程度の役割なんだな。
その後の申請書作成は案外スムーズに進んだ。今度はその申請書をオンラインで送信する手順だ。作成終了を使用としても進まない。何故か「納付情報」という箇所をクリックして何かを確定しなければならなかった。何なんだろう。
この画面まで来たらあとは送信ボタンを押すのみだと思われる。
やった。到達通知が出たってことは、全部完了しました。お疲れ様でした自分。
で、申請時間が「11時22分00秒に受信しました。」というキリ番に。
きっとここまで大変だったから申請者をちょっとでも喜ばせようという開発者の粋な計らいでしょうか。結局1時間近く作業が掛かったと思う。ブログ記事も同時に書いてたけど。でもこれからはきっとすぐに申請出来るんだと思うとルンルンだ。
Again,お疲れ様でした自分。そしてこれを呼んでくれた貴方。