情報化社会を生きるための考え方と最適ツールのご紹介
現状と背景
今日、世界はインターネットで繋がり、人々と出会い、繋がり、考えを共有することができるようになりました。場所を問わずに、安価に繋がる事ができますし、インターネット上で共有された情報は半永久的に保存されるので一度生み出された知識はその後いつでも改めて検索し、取得することができるようになりました。
日々新たに生み出される情報も指数関数的に増えており、今世の中は情報で溢れているといえます。こういった社会では、虚偽の情報に惑わされたり、不要な情報に悩まされたりすることなく、自分が必要とする情報に能動的にアクセスできるようになることが重要です。
私は情報化社会を生きる全ての人に以下の2つの基礎能力を備えることを提唱します。
1つは過去に出会った人や物事、出来事について思い出す事ができるようにしておく事です。端的には自身が取得したデータをオンライン上などに保存し、検索できる状態にしておく事を指します。
もう1つは新しい、正しい情報を効率的に取得する事ができる体制を整えておく点です。
新しい情報を効率的に取得するには、情報源を把握し、待機/フォローする必要があります。またその情報が正しいかどうかを判断するためには、信頼できる情報源にまで辿り着くことや複数の情報源にアクセスし比較検討することなどが大切です。
ここまで少し複雑な書き方になってしまいましたが、この投稿では実際に私たちが日々情報取得のために使っているツールについてご紹介しますので、貴社でもどんどんご利用なさってください。
最適な環境を整える
一度出会った情報を忘れないために
キーポイントは、どの端末からでもアクセスできるようにオンライン上で管理しておく事です。形あるものは全て壊れますが、オンラインのクラウドは一般的に高い可用性が約束されています。重要な情報は日々オンラインの信用できる場所に置き、検索しやすくしておくことで、安全に、長期的に管理する事ができるようになります。
オンラインブックマーク Pocket(https://getpocket.com/)
– 通常のお気に入りやブックマーク機能は、ブラウザやパソコンやスマホなどの端末に依存するので、忘れたくないブックマークはオンラインの1箇所に決めてあります。
ノートもオンラインで管理 Note アプリ
– MacやiPhoneを使っている人であれば、iCloudで同期できるので楽です。ノートは綺麗にとるのではなく、情報を検索可能にしておく事が重要。
メールもGmailでオンライン管理(https://www.google.com/gmail/)
– パソコンが壊れると一番困る業務がメールです。Gmailはスパム対策とアーカイブ機能が素晴らしい。
名刺もオンラインで管理 Eight(https://8card.net/)
– 取り敢えず使ってみてください。検索も出来るし、保管場所も不要。
写真もオンラインで管理 Google Photos (https://photos.google.com/)
– AIが勝手に写っているものを分類、把握してくれます。例えば「Aさんが写っている画像」などで検索ができるようになるんです。
業務もオンラインで管理 Trello(https://trello.com/)
– 過去にどの仕事をどのように処理したのか、というのも実は大事な情報。日々忙しい私たちは去年同様の仕事をした際にどんな手順で行ったのか、忘れる事があります。メールを見るのも手ですが、Trelloで業務を管理していれば誰が何をしたのか履歴が残っています。
オンラインのファイル管理 Dropbox(https://www.dropbox.com/)
– まだまだビジネスで利用されている方は少ないと思います。パソコンのハードディスクは定期的に壊れますが、過去の重要な業務データは出来ることなら壊さない方が良いですよね。お客様のケースに応じてDropboxではなく、社内に置くタイプのファイルサーバー(NAS)をオススメするケースや双方を使う事も。
ドキュメント管理はGoogle Drive(https://drive.google.com/)
– 管理、コラボレーションという意味で最強ツール。
新しい情報を取得する体制を整えておく
こちらもオンラインの利用をメインに紹介しますが、情報の濃度に関してはどうしてもオフラインには勝てません。オンラインの利点は様々な分野の情報に効率的にアクセスできるという点です。
ブログフィード活用 Feedly(https://feedly.com/)
– 我々が生息するIT業界は、情報を世の中に発信する事の重要性を認識されている方が多く、自身のブログなどで記事を定期的に更新している事が多いです。一方で各ブログを日々訪問して更新されているかどうかをチェックするのは現実的ではないため、ブログが更新されたらタイムラインに流れてくるフィードという仕組みを活用しています。
SNS(Facebook, Twitter)
– 重要人物をフォローする & キーワードをフォローすることで必要としている情報にたどり着く可能性が高いです。特にTwitterでのキーワード検索などはリアルタイムな情報が見つかりやすいです。Facebookでは人や団体とと繋がり、イベントに参加するなどして長期的に繋がりを持つことが出来ます。
NewsPicks (https://newspicks.com/)
– 気になる人物・トピックをフォローするのに今最適なツールです。また自分が気になったニュースをピックしてコメントを入れるだけで発信者になれます。素晴らしい。
思いがけない情報に出逢えるStumble Upon(https://www.stumbleupon.com/)
– 自分が求めている情報はこれまで紹介したツールで能動的に集める事ができます。でも例えば課題解決のための「ひらめき」は、自分が思いもよらなかった情報に出会った時に起こるものです。そういった意味このアプリはおすすめです。
私たちが使う情報ツールは日々更新されています。これからも新しいツールと情報との向き合い方を模索していきたいと思います。
またSNSでもオフライン(リアル)イベントでもそうですが自身がアウトプットする立場になると、同様にその分野に詳しい人たちが集まり、情報もより一層自身に集まって来やすい環境ができるのではないでしょうか。自らが発信源となることは今後多くの人に求められるようになりそうです。
以上